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506.《アキノタムラソウ(秋の田村草・秋の多紫草)》
506.《アキノタムラソウ(秋の田村草・秋の多紫草)》
森林の林縁部、道ばた、草原などで普通に見られる多年草です。人里近くでも見ることができて、ご存知の方が多い野草です。刈払いにも強く、草刈りをされた後からでも、枝を出すように伸びて花を咲かせたりしています。
名前は“秋の田村草”の漢字が充てられて由来は不明とされることが多いのですが、“秋の多紫草”の漢字を充てて、寒くなる頃に葉が赤紫色になることからの名という説もあります。“秋の”と名前についていますが、7月頃から11月頃まで、長い間咲いて、様々な姿を楽しませてくれます。
紫色の花が真横に向いて段々を作るように咲きます。段の数は様々で、多いものでは15段にもなることがあります。花が咲き終わった後、残った萼が段々につく姿も注目されます。。
秋には全草が色づいて、草紅葉となります。
横向きの花には、花の奥にある蜜を求めて花のサイズに合う小さい虫が潜り込みます。主にハナバチの仲間が訪花し、背中に花粉をつけて次の花に移動して受粉に貢献しています。
春の芽生えは早く、地面に張り付くようにして寒さに耐える葉は紫色をしています。(暖かくなってくると葉は緑色になります。)
廣畠眞知子氏(NPO法人千葉県森林インスタラクター会会員、元千葉都市緑化植物園緑の相談員)
